巻き爪と陥入爪の症状の違い
陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪の先端がまわりの皮膚にくい込み、痛みを伴う状態です。
巻き爪(まきづめ)は、呼び名の通り、爪が内側に巻いている状態です。
巻き爪があると、陥入爪を生じやすくなります。悪化すると細菌感染を合併することもあるため、早めの受診をおすすめします。
陥入爪では、爪がくい込んでいる部分を押すと痛み、赤く腫れます。
細菌感染が起こると、赤みと腫れが強くなり、肉芽腫(にくげしゅ)と呼ばれる赤いできものを生じることもあります。
両者が合併することもあるので、混合されやすいです。
巻き爪・陥入爪の原因
多くの場合、深爪が原因です。とくに爪の角の部分を切りすぎてしまうと、爪が伸びてきたときに皮膚にくい込んでしまいます。
サイズが合っていない靴や、爪水虫などによる爪の変形も原因となります。
巻き爪・陥入爪の治療
細菌感染を起こしている時は、まずは、抗生剤の外用、抗生物質の内服で炎症を抑えます。
その後、深爪や変形した爪を治す治療として、テーピング法、コットン法。
爪を伸ばした後の巻き爪の矯正法として、マチワイヤーや巻き爪マイスターの施術を行っております。
治療法については、患者さまの症状やご希望に沿って決定いたしますので、お気軽にご相談ください。
巻き爪の矯正法
爪の先(伸びた白い部分)に穴を開けワイヤーを通したり、ワイヤー入りのばねを爪に装着します。
形状記憶のワイヤーが元に戻ろうとする力を利用して巻き爪を矯正します。治療の際には、爪を3~5ミリほど伸ばしておく必要があります。
巻き爪治療の費用(税込)
料金 | |
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巻き爪マイスターの処置 | 6,600円 |
巻き爪対処法
- 爪を切るときには、深爪をしないように気をつけましょう。横から見たときに、皮膚と同じくらい前方に伸びている状態が理想です。
- 上から見たときには、左右の角を丸く(深く)切りすぎないように注意してください。靴下がひっかからないように角をとるくらいに留めてください。
- 爪切りの頻度は、3~4週間に1回を目安としてください。
- 足に合った靴を選びましょう。足の幅が広い方は、幅広の靴を履くと、つま先の圧迫が軽減されます。