ウイルス性のイボ、種類
ヒトパピローマウイルスの感染症として生じるイボは、以下の種類があります。
① 尋常性疣贅(ゆうぜい)
手指、足の裏などに多いイボです。
② 青年性扁平疣贅
顔、腕などにできる常色~淡いピンク色のイボです。
③ 尖圭コンジローマ
外陰部や肛門のまわりに、先端の尖った白色~常色の細かいイボが形成されます。性行為により感染します。
④ 水いぼ
水いぼについては、小児皮膚科の水イボをご覧ください。
イボの治療
当院では、以下の治療を、患者様の症状に応じて行っています。
- 液体窒素による凍結療法
- 漢方薬(ヨクイニン(ハトムギ種子抽出物))の内服
- 活性型ビタミンD3外用や、サリチル酸ワセリン外用 ←イボをやわらかくするために併用
- モノクロロ酢酸(自費診療)
ウイルス性のイボは、治療に時間がかかります。そして、しっかりと最後まで治療を継続することが大切です。
イボを手で触らないこと、触ったときには石鹸でよく手を洗うこと、タオル・マットなどを共用しないことが大切です。
液体窒素療法